「文字を1か所だけ直したいが、どこへ頼めばよいか分からない」。数年前に作ったホームページについて、こうした趣旨のご相談をいただくことがあります。更新が止まる原因は、担当者の忙しさだけではありません。更新のたびに決まった誰かを通さなければならない仕組みが、更新を止めていることもあります。作り直す前に検討できる3つの選択肢と、判断の順番を整理しました。
更新が止まるのは、やる気だけの問題ではありません
数年前に作られたホームページは、外部の制作担当者か、社内の特定の一人にしか触れないことがあります。その人の手が空かなければ、更新はそこで止まります。担当の方が異動されると、止まったままになります。
制作会社によっては、原稿をお客様がご用意し、制作側がサイトへ反映する形で運用されています。この分担そのものは合理的で、この形で運用されるサイトもあります。ただ、小さな修正が重なると、その都度の依頼が負担になります。
営業時間や採用情報の文言を変えるだけなら、小さな修正で済むことがあります。一方、キャンペーンのページを1枚足すとなると、構成や原稿、表示の確認まで必要になり、内容によっては別途の設計が要ります。
そして「まとめて直そう」と考えるうちに、優先度が下がります。気づけば、古い営業時間がサイトに残ったままになっている。そうしたことが起こります。
「作り直す」以外に、3つの選択肢があります
この状態を変える方法は、全面的な作り直しだけではありません。リニューアルには費用と期間がかかります。デジタルの窓口の場合、小規模なサイトで150,000円〜、10ページ程度のコーポレートサイトで300,000円〜が目安です。
「すぐに直せない」を解決する手段として、これは大きすぎることがあります。作り直す前に、次の3つを検討できます。
1. 更新そのものを、任せる形にする
自分たちで触る前提をいったん外し、更新を継続的に任せる方法です。デジタルの窓口では、WordPress保守と記事制作をまとめた月額50,000円〜のプランをご用意しています。記事2本と保守が含まれます。WordPressは、ホームページの中身を管理する仕組みとして広く使われているものです。
更新が止まる原因が「頼む先がない」ことにある場合、この方法が早い解決につながることがあります。
2. 動かなくなっている部分を、先に直す
そもそも管理画面に入れない、表示が崩れているといった状態では、まず不具合の解消が必要です。HTTPS化されていない場合も、更新とは別に通信の保護を進める必要があります。
デジタルの窓口では、WordPressの不具合の調査と復旧を50,000円〜、表示速度の改善を50,000円〜、常時SSL化を50,000円〜で承っています。常時SSL化は、サイトをHTTPSで表示し、ブラウザとサイトの間の通信を保護することです。
3. サイトを、更新しやすい基盤へ移す
ここで注意が必要です。サーバー移転は、サイトの置き場所を変える作業です。同じ構成のまま移すだけでは、編集のしかたや更新のしやすさは変わりません。デジタルの窓口でもサーバー移転と引っ越しの代行を50,000円〜で承っていますが、目的が違います。
更新しやすくするには、中身を管理する仕組みそのものを見直し、見た目や内容を引き継ぎながら移す必要があります。この基盤の移行に、新しい動きが出てきました。
URLを入れるだけで移せる、というサービスが出てきました
まず、ノーコードのホームページ作成サービスについて
コードを書かずに、画面上でデザインしながらホームページを作れるサービスがあります。ノーコードと呼ばれるものです。
「Studio」は、そのひとつです。運営しているのはStudio株式会社という日本の会社で、2016年に設立されています。同社は、これまでに20万以上のサイトの制作と公開を支えてきたとしています。
海外発のサービスもあります。「Wix」は、ブラウザ上でホームページを作成し、公開まで行えるサービスです。2026年8月には、GoogleのAIである「Gemini」との連携を発表し、会話からサイトの作成や更新ができるようにすると説明しています。
こうしたサービス自体は以前からあり、会話型AIによるサイト作成も数年前から始まっていました。最近の動きは、Geminiなど外部AIの会話画面から、サイトの作成だけでなく更新や運用まで行えるようになってきたことです。
そこに出てきたのが「Studio.Drop」です
2026年9月1日、先ほどのStudioを運営するStudio株式会社は、「Studio.Drop」の公式発表ページを公開し、クローズドβの事前登録を開始しました。Studioとは別の名前、別のサイトで案内されているサービスです。
公開中のホームページのURLを入力すると、そのサイトの構造や色、余白までを読み取って移行するとされています。移行したあとは、「お知らせを追加して」「営業時間を変えて」といった日本語の指示で更新できると説明されています。
同社は発表の中で、更新のたびに特定のプロセスを通さなければならない仕組みそのものを課題として挙げています。この記事の前半に書いたことと、同じ問題意識です。
ただし、現時点で確認できていないことがあります。事前登録は公開されていますが、実際に使えるのは順次案内される限定枠で、料金は公表されていません。 どこまで元のサイトを再現できるかも、実際に試してみるまで分かりません。
デジタルの窓口では、この事前登録を済ませています。実際に触れる段階になりましたら、分かったことをあらためてお伝えします。
どれを選ぶかは、順番で決まります
3つの選択肢のうち、どれが合うかは状況で変わります。次の順に確認すると、判断しやすくなります。
まず、直したい箇所が決まっているかどうか。 「営業時間と料金表だけ」であれば、サイト全体を移す必要はありません。まずは単発の更新対応で足りるかを確認します。
次に、移行後に誰が更新を担うか。 担当する人や依頼先が決まっていなければ、基盤を新しくしても再び更新が止まる可能性があります。この場合は1番目もあわせて検討します。
そして、業務につながっている仕組みがあるかどうか。 問い合わせフォームの送信先、予約の仕組み、アクセス状況の記録。サイトを移すときは、これらの引き継ぎもあわせて考える必要があります。ここを確認せずに移すと、問い合わせが届かない状態に気づくのが遅れます。
新しいサービスは魅力的ですが、順番を飛ばすと、移した先でも同じことが起こる可能性があります。
まず、いまの状態を確認するところから
ホームページは、公開してからが本番です。更新が止まっているのは、作ったものが悪かったからではなく、更新できる形になっていないだけのことがあります。
いまのサイトがどの状態にあるのか、どの選択肢が合いそうか。まずはそこを一緒に確認するところから始められます。姫路市を中心に、神戸・明石・加古川・たつの・赤穂など兵庫県南部に対応しています。オンラインでのご相談は全国から承っています。
ご相談とお見積もりは無料です。記載の価格はすべて税込です。

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